番組詳細
NHK Eテレ
2013年4月12日~放送されているミニ番組
MC 高橋みなみ
ナレーター 野沢雅子 相沢舞
いじめを考えるキャンペーン
キャラクター ノックアウトくん(声:玄田哲章・森岳志)
いじめはダメだというメッセージを伝え、実際に起きた事例をテーマにいじめの卑劣さを伝える番組である。
いじめが起きにくいクラスって?
神戸市立櫨谷(はぜたに)中学校では
先生からの提案・いじめが起きにくいクラスをつくるためには?
先生が行っていること・・・教室の壁に生徒たちのプロフィールを張り出し、話のきっかけをつくっている
生徒たちの悩みは・・・
・静かな子、読書をしている子には話しかけにくい
・同じクラブの子と話す機会が多い
・内気なので、どうやって話そうか悩む
あみさんとめいさんの悩み
クラスの席が隣どうしの二人ですが、めいさんは読書が好きなようで本を読んでいるので、あみさんは話しかけてみたいけど、話しかけるきっかけがなく、悩んでいる。
めいさんも、その空気が分かるのか、話してみたいと思うけど、どうやって話しかければいいか、分からない。
高橋みなみからの提案
・単独で話しかけること。
・一人の子が毎日根気よく話しかけることが大切。
・少しずつでもコミュニケーションをとることで、気にかけていることを相手に分かってもらう。
ノックアウトくんからの質問
でも、あみさんは無視されるのが怖いので、話しかけられないと言っているけど?
高橋みなみの回答
・グループ・班をつくって、みんなで話し合う時間を設けては?
・お互いを知ることで、1対1の関係ができやすくなる。
ノックアウトくん
グループで話すことで、仲良くなるきっかけができるってことですね。
班になり、いじめについて話し合う
あみさん「一人でも楽しくないっていう人がいないようにする」
班メンバー「わかる」
あみさん「本を一人で読んでいる人は話しかけづらい
めいさん「話しかけられたら、本を読むのをやめると思う」
班メンバー「話題が必要」
あみさん「一人っていうのは寂しいし悲しい」
「もっと友だちつくりたいっていう人いると思う」
めいさん「体育会、文化祭とかでいろんな人と話せて楽しかったから、クラスでも積極的に話しかけるように努力しないといけないと思っている」
話し合いの後
あみさん「めいちゃんの意見が聞けて良かった」
めいさん「良かった」
あみさん「積極的に自分から話しかけていこうと思った」
めいさん「清々しかった。メンバーがいい空気をつくってくれたから話せた」
いじめが起きにくいクラス・仲良くなるきっかけをつくるには?
高橋みなみのアドバイス
・相手を知る=いじめが起きにくい
・仲良くなるきっかけは運だと思う
・子どもたちの中でできることは、運ときっかけしかない
このテレビを観ての感想
2015年の放送ということは、もう4年近く前の番組です。近年、いじめによる自殺者が増加しており、いじめ問題は年々深刻になっているような気がしてなりません。
いじめをなくすには?いじめをなくすためにできることは?永遠のテーマですが、答えは、一つ。
「いじめをしない子どもを育てること」これに尽きます。
子育てを終えた私くらいの年代になると、やはり、いじめをする子どもは小さなころからの家庭環境に大きな原因があるように思います。どんなに担任教師が頭を下げても、いじめを受けた子ども、その親の気持ちは晴れるものではありません。
いじめた子どもの親にいじめをしている子どもを育てている、育ててしまったという認識がなければ、何も変わらないからです。いじめを受けてつらいのであれば、学校へは行かなくても構わないと思います。みんなと同じであるべき必要はありません。
一人一人顔が違っているように、志も意識も考え方も違って当然です。一度しかない人生。泣いて暮らすより笑って暮らすことを選んでみてはいかがでしょう。人生の師は学校以外にも居ますよ。
最後に、拙い経験からですが(後悔でもありますが)、小さな頃から習い事をたくさんさせてみてはいかがでしょうか。英会話、ピアノ、体操教室、プールと将来のための習い事ではなくて、陶芸、おりがみ、手芸など、自分だけの世界に入り込めるものがおすすめです。独創的な世界は子どもの精神に、平穏と強い意志を植え付けてくれるように思います。
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